「起業支援in USA」思いつきメモ

アメリカでビジネス支援をしている中で、発見したこと含め、忘れないために思いついたことを都度記録

考える力が最大の武器に!

 巨大なアメリカ市場で、ビジネス展開を支援していて思う事。

 

 それは、何もかもがお金がかかる事ばかり。

 

 小売店に商品を入れようとしても、「テストで100万個送ってくれますか?」となります。

 テストの後、本格的な販売となると桁が変わります。1回のオーダーでこんな規模ですので、生産設備の投資が悩ましい問題となります。

 

 小売店に展開された後、棚落ちでもしようものなら、設備投資が負債になってしまいます。

 

 棚落ちしないために、商品をPRするにも、アメリカ市場は巨大なため、日本より費用がかかります。

 新規商品は、アメリカで展開されている既存商品より、イメージを良くしないと目立たないので、デザインや見せ方にも費用がかかります。

 

 何もかも費用がかかります。

 

 それだけでなはなく、費用をかけたからといって、簡単に成功する時代でもないので、他には負けない知恵も必要になります。

 売れるまで、知恵を搾り続けないとなりません。

 

 知恵があっても費用がないのが、スタートアップの起業家というもの。この費用の壁にぶつかってしまいます。

 アメリカはこの壁が巨大なのです。

 

 では、不足している物を補うにはどうすれば良いのか?

 

 それこそが考える力です。

 

 お金が必要なら、銀行で融資を受ける。

 投資家を探し、投資を得る。

 日本なら政府の補助金もあるでしょう。

 

 しかし、これは普通のやり方です。多くの人たちと同じやり方では、目立たないためビジネスが急速に拡大しない。普通ではないから、トップクラスの人たちが集まり協力してくれます。

 

 費用がないなら、向こうから投資させてください!となるような、工夫が必要です。

 

 知恵を絞りに絞って、発信して、また改良に知恵を絞って、また発信。

 

 自分たちのやっている事を発信。

 未来はこうなるとの想いを発信。

 世界をこう変えるとのイメージを発信。

 

 まだまだ、知恵を絞れば、伝えたい事は出てくるでしょう。

 カラカラに乾くまで知恵を絞る。そこからまだ絞り出す。

 他の人には負けないレベルではなく、追いつかないほどのレベルで絞り出す。

 

 そのアイデアをどのように伝えたら効果があるのか?そこにも知恵を絞り出す。

 普通の伝え方では目立ちません。

 

 1万円を元手に、どうすれば100万円に変えることができるのか?

 そのためには、思考が必要です。

 このパターンなら、5年くらいか…

 このパターンなら、3年くらいか…  

 何度も何度も、脳内で思考シュミレーションを繰り返し、ある日あるビジネスアイデアにたどり着く。

 

 そんなビジネス思考になれば、その人自身に投資家が投資してくれるかもしれません。

 

 単位を変えてみると、

 1億円を元手に100億円を生み出す。

 投資家にとって、1億円の投資は規模が小さく、魅力ないものかもしれません。

 もっと投資金額を上げるようなアイデアを、あなたに求めてくるかもしれません。

 

 投資家はお金、起業家は考え。

 

 役割分担です。