予期せぬ事。それは良き事。
予期せぬ事が起きた時、不安になると思います。期待値とのズレにより、心が乱れてイライラしてしまうこともあるでしょう。
例えば、乗っていた電車が止まってしまい、予定していた時間に間に合わなかったりするとイライラしてしまうかもしれません。鉄道ならまだしも、飛行機の国際線なら予定していた日に到着出来ない事もあるので、ちょっとしたパニックになるかもしれません。
では、仕事の場合はどうでしょうか。長期プロジェクトに予期せぬ事が起きて、予定している期日に間に合わなくなると、辛い気持ちになります。
仕事ではなく、人生において予期せぬ事が起きたら…考えたらキリがありません。ネガティブな気持ちになりがちです。
しかし、成功している起業家は、予期せぬ事に対して捉え方が違います。
予期せぬ事とは、自分が予想出来なかった事と捉え、今までに経験した事がないことを経験出来る素晴らしい成長のチャンスと考えていました。
予期せぬ事が起きたら、自分自身にとって、新しい事を学ぶ事が出来たと…
アメリカでこの考え方に触れた時、ふと自分自身を思い返してみると、飛躍的に成長できた時は、予期せぬトラブルを乗り越えた時であったと感じます。
過去を振り返り、順調な時期の記憶より、トラブルが起こり乗り越えている時期の記憶の方が鮮明です。
経験した事が無い事に突然出会し、運が良かったと捉えるか、運が悪かったと捉えるか。この捉え方の違いは、その後の行動と成長に、大きく影響を与える最初の分岐点となります。
ただし、全ての予期せぬ出来事において、成長のためには、何がなんでも乗り越えなければならないというわけではありません。
本当にどうしようも無い時は、全力で逃げる事も選択肢のひとつだと思います。逃げ方を学ぶということも、身を守る術のひとつになるかもしれません。