不安感を無くして舵を取る‼︎
起業し始めの頃は、希望もいっぱいですが、不安もいっぱいあります。
突然、不安が湧き出て、頭の中がそれでいっぱいになる日もあります。
そんな時は、なかなか冷静な判断ができなくなります。不安は無い方が良いのですが…勝手に湧き出てくるもので、なんとも制御し難い!
それを制御するのも、経営を成功に導くための経営者に必要な能力かもしれません。
不安になりやすい状態は?
朝の寝起きの時「もう少し時間があるな…」と考え、そのまま起きればいいものを、疲れが抜けていないためか、ついつい身体を休めたいとの欲望から、再び布団の中へ入りゴロゴロしてしまう。
こんな時、様々な考えが湧き出てきて、考えれば考えるほど、不安になったりします。
同じように、休日に家でゴロゴロしている時にも、よく現れます。
でも、いったん外に出れば、「さっきの不安感は何だったのか?」となります。
身体を休めたい!という気持ちとは?
脳の中の本能の部分、言い換えると動物の脳は、敵から襲われた時に備え、常に身体を休めさせようとします。
「休めたい…」や「サボりたい…」という気持ちがこれです。
運動しているならともかく、ただ座っているだけなのに、疲れた…となる状態は本能に思考が乗っ取られているかもしれません。
不安な気持ちとは、動物の脳が敵から身を守るための、もっとも得意としている思考!
乗っ取られている時に不安感がよぎるのは、脳のプログラムが勝手に動く、まるで自動運動モードのような状態です。
人の思考に戻す!
こんな自動運動モードから、いち早く離脱するためには、人の脳を始動させる事です。
いち早く離脱して、大脳新皮質を動かしましょう。
やり方は単純。「思考を止める」事です。
「えっ」と思われるかもしれませんが、これが高度な能力が必要です。
だって思考は勝手に湧き出てくるからです。
暑い寒いというような事も勝手に湧き出てきます。
完全に止める事が出来ないため、どこかひとつに思考を集中させると、新たに湧き出る思考を減らせます。
息を吸います。
息を吐きます。
息を止めます。
また吸います。
と、本来なら本能が勝手にやっている事を、ひとつひとつ自らがやってみる。
目を閉じるのも、開けるのも、自分が指令を出して動かしてみる。
無意識にスマホを手に取っていたのを、意識的に手に取ってみる。
その時の手の動作もひとつひとつ指令を出してみる。
そうすると、手を動かすだけでも、かなりの指令を脳内で出さなければならない事が解ります。
その間は、不安を沸き立たせる隙間が極端に少なくなります。
自ら思考を制御できれば、悩んでいた事すら合理的に解決するために思考を動かせます。
それには、自分の脳を自らがハンドルを握り運転する練習が必要です。